はじめに
新幹線を利用する場合、運賃のほかに特急料金が必要になるため在来線よりも高額になるという印象があります。
実は、一部の区間では在来線の普通列車と同じ金額で新幹線を利用することができる区間が存在します。
この記事ではその区間について解説していきます。
新幹線を普通列車と同じ金額で乗れる条件
新幹線を普通列車と同じ金額で乗れる条件としては、以下のとおりです。
・平日限定
・新幹線は自由席を利用
・在来線はグリーン車を利用
新幹線を利用したほうが良い理由
・運賃以外の料金が同じ金額
・新幹線のほうが速い
運賃以外の料金が同じ金額
大宮と小山の営業キロは50.3キロで運賃は990円となり同じ金額です。
新幹線を利用する場合は新幹線の特急料金が必要ですが、この区間の自由席の特急料金は1,000円です。
在来線で普通列車のグリーン車を利用する場合はグリーン券が必要ですが、この区間のグリーン料金は 1,000円です。(乗車前にグリーン券を購入した場合。)
つまり、新幹線・普通列車グリーン車のどちらでも運賃990円+料金1,000円の1,990円で利用することができます。
普通列車で乗車後に車内でグリーン券を購入すると1,260円となり、新幹線のほうが安くなります。
ちなみに、土曜日曜休日に乗車する場合のホリデー料金でも車内料金では新幹線利用より高くなります。
参考資料:普通列車グリーン料金
営業キロ | 平日料金 | ホリデー料金 | ||
事前料金 | 車内料金 | 事前料金 | 車内料金 | |
50キロまで | 780円 | 1,040円 | 580円 | 840円 |
51キロ以上 | 1,000円 | 1,260円 | 800円 | 1,060円 |
・事前料金:駅の券売機、Suicaグリーン券(「モバイルSuica」「Apple PayのSuica」で購入したグリーン券も含む)で乗車前に購入
・車内料金:乗車後に乗務員より購入
新幹線のほうが速い
なんといっても新幹線のメリットはその速さですよね。
所要時間を比較すると、
・新幹線:16分
・在来線(普通列車):55分
で圧倒的に新幹線のほうが速いのがお分かりですね。
デメリット
新幹線のほうが速いというメリットはありますが、デメリットも存在します。
・新幹線は本数が少ない
・ICカード乗車では在来線に乗り継ぐ場合、運賃が通算されない
新幹線は本数が少ない
小山駅に停車する新幹線は「やまびこ」または「なすの」ですが、基本的に1時間に1本の停車であるため本数が少ないのが不便かなと思います。(普通列車は1時間に4本程度)
ですが、在来線に乗り遅れても新幹線のほうが圧倒的に早くて先に到着することもできますのでそれほどのデメリットには感じられませんね。
ICカード乗車では在来線に乗り継ぐ場合、運賃が通算されない
新幹線に乗車するためには紙のきっぷや交通系ICカードが必要です。
交通系ICカードでは在来線と新幹線はそれぞれの区間ごとに打ち切って運賃計算されるため、紙のきっぷと比べて高くなる場合があります。
新幹線に交通系ICカードで乗車するためには、「タッチでGo!新幹線」や「えきねっとで事前購入」が必要で、どちらも事前登録や会員登録が必要です。
まとめ
大宮小山間の新幹線を普通列車と同じ金額で乗るワザを紹介させていただきました。
同じ金額ならば新幹線に乗った方がお得な感じがすると思うので、ぜひお試しください!
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